東京メトロ丸ノ内線の全駅で、デジタル乗車券の実証実験に参画
~鉄道事業者に加え、サービス事業者による乗車券販売(乗車券のオープン化)について検証~
株式会社駅探(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金田直之、以下「当社」)は、東芝インフラシステムズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:今野 貴之、以下「TISS」)と様々なサービス提供事業者のスマートフォンアプリで鉄道に乗車することで、「サービス利用+移動」の促進を検証する目的で2023年4月25日から東京メトロ丸ノ内線にて行う実証実験に参画します。
当社は事業コンセプトである「From the Stations~駅から始めよう~」に基づき、地域の事業者のサービスと生活者のニーズを最適に結びつける「地域マーケティングプラットフォーム」の構築を事業戦略の主たる柱とし、メディア事業・広告配信事業・ソリューション事業を展開いたしております。
今回の取り組みは、乗り換えエンジンと経路検索データの技術・データ資産と、月間で数千万人のユーザに利用されている駅探ドットコム(https://ekitan.com/)で培ったノウハウを生かし、利用促進に寄与するユーザインターフェイスを構築し提供しております。
本実験は、TISSが開発したプラットフォームを利用し、サービス提供事業者が手掛けるスマートフォンアプリで鉄道の改札機を通過可能とすることで、鉄道の利用者が増加するかを検証することが目的となります。
なお、当社が検証する内容は、株式会社via-at(本社:茨城県つくば市、代表取締役 河嶋 茂、以下「via-at」)が提供するロケーションを現地認証してワークスペース利用等をする「via-at」のサービスと当社が開発したユーザインターフェイスとの連携により東京メトロ丸ノ内線の乗車とワークスペースをあわせて利用できるチケッティングサービスを展開することとなります。
飲食、小売り、娯楽などの各種サービスを利用する際、多くの場合現地までの移動が発生しますが、昨今の社会情勢の影響で宅配サービスの利用やリモートワークが広がり、公共交通機関を利用しての移動が減少しています。直近では一部回復の兆しも出てきていますが完全回帰とはいかず、より目的意識をもった移動に留まっている状況であると想定しております。
当社はTISSが提供する乗車券のデジタル化技術と連携するユーザインターフェイスを提供し、社会の様々なサービスの中に組み込めるようにするプラットフォームを共同企画しました。本プラットフォームを活用することで、ユーザが無理なく移動できる活動範囲と、日常的に利用しているサービス内容をセットで提供することで、現状、移動頻度が少ない方にも「サービス利用+移動」を促すことが可能となるか検証します。
1. 実証実験の概要
実施期間 | 2023年4月25日~6月25日 ※実施期間は変更となる場合があります |
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実施対象駅 |
東京メトロ丸ノ内線(以下5駅) 新宿駅/四谷三丁目駅/淡路町駅/御茶ノ水駅/池袋駅(中央通路東改札のみ) ※詳しくは以下URLをご覧ください。 TISS特設サイトURL https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/security-automation/traffic-ticket-pf.html |
対象サービス | via-at 丸ノ内線 |
サービス利用対象者 | 上記対象サービスの利用ユーザ |
▼企業と各社の役割
参加企業名 | 役割概略 |
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東京地下鉄株式会社 | 実験フィールドとなる鉄道事業者として参加 |
東芝インフラシステムズ株式会社 | デジタル乗車券システムとして参加 |
株式会社駅探 | via-at+乗車券の購入用UIと決済代行サービスの提供 |
株式会社 via-at | コワーキングスペースのサービスを提供 |
▼提供イメージ
2. 当社の検証する実証実験について
実験の目的 | コワーキングスペース等、地域コンテンツを移動で繋ぐサービスの実験 |
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提供サービス | 出張・企業訪問等、丸ノ内線の移動に合わせて、沿線のコワーキングスペースをスマートフォンアプリから利用出来るサービス |
ターゲット | 丸ノ内線沿線を利用する会社員・フリーランス等 |
▼関連プレスリリース
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東京メトロ ニュースリリース:
https://www.tokyometro.jp/news/2023/215016.html -
東芝インフラニュースリリース:
https://www.global.toshiba/jp/news/infrastructure/2023/04/news-20230411-01.html -
via-atニュースリリース:
https://www.via-at.space/press202304-marunouchi
当社は今後も鉄道における新しいサービスをご提供し、より便利で安心できる社会の実現に貢献していきます。